PICTURE BOOK — STORY 5

Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ

2025.12.20 公開

【1.Googleの森の口コミの木】 

あるところに、

**「Googleの森」**という、不思議な森がありました。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵01

その森の奥には、

たくさんの人たちが集まって

ワイワイと賑わっている広場があります。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵02

広場のまんなかには、

森でいちばん大きな、口コミの木が立っていました。

その口コミの木はとても不思議で、

一年中、葉っぱが枯れ落ちることがありません。

春も夏も、秋も冬も、

葉っぱはいつも、やさしい緑色のまま。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵03

人々はその広場に集まると、

**「みんなに教えてあげたいお店の感想」や

「行ってよかったな、と思った気持ち」**を、

その木の葉っぱ一枚一枚に、そっと書き込みます。

そうして、

喜びや感動を、

みんなで分け合っていました。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵04

【2.葉っぱに書かれた気持ち】

葉っぱに書かれる言葉は、

人それぞれです。

長く丁寧に書かれることもあれば、

短いひとことのこともあります。

けれど、どの葉っぱにも

同じものがありました。

それは、

お店への応援

と「誰かに教えてあげたい」という気持ち。

その大きな木のまわりでは、

初めて会った人同士でも、

自然と笑顔が生まれます。

「このお店、よかったよ」

「ここに来たら、少し楽になれた」

「また行きたいと思えた」

葉っぱは風に揺れながら、

その言葉を森いっぱいに運んでいきます。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵05

【3.やぎ君からのお便り】

そんなある日。

つるるんとんで、

いつも通り一日を終えたころ。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵06

るんちゃんのもとに、

一通のお便りが届きました。

差出人は、

森に住む、るんちゃんの友だち

やぎ君。

るんちゃんは、

封を開けて、ゆっくり読み始めます。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵07

「るんちゃんへ

この前、Googleの森の広場に行ったらね、

大きな口コミの木の葉っぱに

『つるるんとん』のお店に行った人たちの

喜びの感想が、

17枚書かれていたよ。」

るんちゃんの目が、少し大きくなりました。

やぎ君のお便りには、

葉っぱの内容を手紙に書き写してくれていました。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵08
第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵09
第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵10
第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵11
第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵12

どれも、

その人が感じた気持ちが、

そのまま葉っぱに残っていたんだ。」

るんちゃんは、

そっと胸に手を当てます。

「……つる君」

声をかけると、

つる君も一緒にお便りを読みました。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵13

足元では、

愛犬ロナが、

なぜかうれしそうにしっぽを振っていました。

「知らなかったね」

「うん……でも、ちゃんと届いてたんだね」

二人は、静かにうなずき合いました。

【4.葉っぱは、ひとりで育つ】

やぎ君のお便りを読み終えて、

つる君が、ぽつりと言いました。

「葉っぱに書いた人はさ、

 自分の言葉が

 こんなふうに誰かを喜ばせてるって、

 知らないかもしれないね」

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵14

るんちゃんも、うなずきました。

「でも、その言葉があったから、

 次の人が広場に来て、

 また新しい葉っぱが増えるんだよね」

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵15

言葉は、

書いた人の手を離れたあとも、

ひとりで歩き続けます。

誰かの言葉が、

次の誰かの道しるべになっていました。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵16

【5.「50枚の葉っぱ」と、あたたかい約束】

しばらく考えたあと、

るんちゃんが言いました。

「ねえ、つる君。

 もし、つるるんとんの葉っぱが

 50枚集まったら、どうする?」

つる君は、少し考えてから答えます。

「それって、

 50人分の“よかった”が集まるってことだよね」

ロナが、二人の顔を見上げます。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵17

「だったらさ」

るんちゃんの目が、きらっとしました。

「その”よかった”を、

 また別のやさしさに変えたいな」

7.やさしさが、形になるとき

二人が思い浮かべたのは、

あたたかい香りでした。

「お客さんの待ち時間に、

 ほっとできるものがあったらいいよね」

「うん。

 ここに来た人が、

 少し肩の力を抜けるような」

そこで名前があがったのが、

デロンギの全自動コーヒーマシン。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵18

ボタンひとつで、

やさしい香りのコーヒーを淹れてくれる、不思議な機械。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵19

「Googleの森の口コミの木の葉っぱの言葉が50枚集まったら、

 このマシンをつるるんとんに迎えよう」

「そして、

 ここに来てくれた人に、

 美味しいコーヒーを出してあげよう」

ロナは、

その話を聞いているのかいないのか、

気持ちよさそうに尻尾を振っています。

【6.葉っぱは、ぬくもりに変わる】

その日から、

つる君とるんちゃんは、

葉っぱのことを前よりも大切に思うようになりました。

一枚一枚が、

誰かの時間で、

誰かの気持ち。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵20

そして、

その積み重ねが、

いつか誰かの待ち時間を

あたためることになる。

「葉っぱが、

 コーヒーになるなんて、

 ちょっと不思議だね」

るんちゃんが笑うと、

つる君も笑いました。

「でも、いいよね。

 言葉が、

 ぬくもりに変わるんだから」

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵21

7.消えてしまう葉っぱの話

Googleの森の口コミの木の近くには、

もうひとつ、小さな木があります。

それは、

ホットペッパーの口コミの木。

そこにも、

お客さまの素敵な言葉が

たしかに書かれています。

けれど、その木の葉っぱは、

二年が経つと、

そっと落ちて、消えてしまうのです。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵22

「せっかく書いてくれたのに……」

るんちゃんは、

落ちていく葉っぱを見つめました。

つる君は、

静かに言います。

「どっちがいい、悪いじゃなくて、

 ただ、残る葉っぱもあるってことだね」

【8.言葉は、残るほうがいい】

Google口コミの森の大きな木は、

今日も変わらず、

葉っぱを揺らしています。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵23

そこには、

何年経っても残り続け、

まだ会ったことのない誰かを

そっと支える言葉があります。

葉っぱを書いた人は、

その先のことを、きっと知りません。

でも、

森はちゃんと知っています。

誰かの言葉が、

誰かの時間を、

少しだけあたたかくしていることを。

つるるんとんの扉は、

今日もやさしく開いています。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵24

この物語は、

一枚の葉っぱから、

今も、静かに続いているのです。

第5話 Googleの森と大きな口コミの木 つるるんとんの葉っぱ 挿絵25

〈おわり〉

物語の舞台となったお店で、
あなたもととのいませんか。

絵本の中のつる君・るんちゃんが、実際に施術を担当いたします。
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